プロジェクト公開準備

公開日:2025/01/01

更新日:2026/10/16

地域活性化・ビジネス編|事例から学ぶプロジェクトページ作成ガイド

クラウドファンディングのプロジェクトページで大切なのは、「活動内容や必要性が一目で理解でき、支援者として共感・納得できること」です。

地域活性化や地域ビジネスでクラウドファンディングに挑む方へ、実際の事例をもとに支援者の心を動かすページ・ストーリー作成のポイントをわかりやすく解説します。

(参考事例:奈良県山添村人口3,000人の村の活性化を後押しする宿をつくりたい)


1. ページ作成前に整理すべき2つの準備

ページ作成に入る前に、「誰に届けるか」「ページ作成の基本」を整理しておきましょう。


1)ターゲット(支援者像)の整理

プロジェクトを支援してくれる人はどのような人になりそうでしょうか?

支援者像を整理したうえで、ストーリーの構成やリターンの検討を行いましょう。


地域活性化・地域ビジネス領域での支援者タイプ例

想定される支援者タイプ

具体的なイメージ・特徴

地域の関係者・出身者

その地域に現在住んでいる人、出身者などゆかりのある人、地域の未来を応援したい人

事業や活動の既存ファン

団体のこれまでの活動に参加したことがある人(学生ボランティアなど)、お店の常連客、メンバーの身近な人

特定テーマへの関心層

今回のプロジェクトテーマや、地域活性化・地域ビジネス(空き家再生、関係人口創出、農山村保全など)に興味関心がある人

💡 ご年配の方などインターネットでのご支援が難しい方へのアプローチ
課題によっては、想定される支援者に年配の方が多く、インターネットでの支援が難しい場合もあります。その場合は「代理支援」の活用もあわせて検討しましょう。

※参考:代理支援に関するルール

2)ページ作成の基本

読者が途中で離脱せず、信頼感を高めるための「基本のポイント」です。

項目

目安・ルール

理由・ポイント

文字数

2,000字〜2,500字

4,000文字を超えてくると文量的に最後まで読んでもらうことが難しくなります。

写真の枚数

各段落に1枚以上(計5枚以上推奨)

活動のイメージが直感的に伝わるように必ず配置します。

写真の質や内容

・①明るく ②高画質 ③(人がメインなら)寄り
・できればメンバーの顔が映ったもの

・暗い写真や画質が悪いと、興味関心を寄せられず離脱の原因になります。
・顔が見えることで、ページを読む方からの信頼性が高まり支援されやすくなります。

💡 執筆のコツ:あふれた情報は「活動報告」へ!
ストーリー本文には「支援を決断してもらうために大事な要素」に絞って掲載しましょう。残りの詳細な活動内容や最新状況は、公開後に使える「活動報告」機能で書き足していくのがおすすめです。ページへの再訪を促す広報活動にもなり一石二鳥です。

※参考:活動報告を投稿する

2. ストーリーを構成する5つの必須要素

プロジェクトページ内には、以下の5つの基本要素を盛り込みます。

① プロジェクトのきっかけ(プロフィール・背景・課題・クラウドファンディングを使う理由)

② プロジェクト内容(今回の活動詳細・課題解決のアプローチ)

③ 具体的な資金使途(お金の使い道)

④ スケジュール(長期プロジェクトの場合のタイムライン)

⑤ 今後の展望・結び(目指す未来・決意表明と支援の呼びかけ)


3. 各要素の書き方と事例

それぞれの要素について、実際の記入例を交えて解説します。


① プロジェクトのきっかけ

読者に「なぜこの活動が必要なのか」を伝える、最も重要なパートです。以下の5つの小要素で構成します。


①-1. 団体のプロフィール・これまでの活動の紹介

団体のミッションやこれまでの活動実績、現在の活動内容を紹介しましょう。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様


        (略)


①-2. どのような思いを持って活動してきたのか

なぜ・どのような思いで活動されているのか、原動力や活動の原点にある体験談を記入しましょう。お写真を入れていただくのもおすすめです。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



①-3. 今回のプロジェクトに至るまでの経緯や背景にある課題・事情

取り組んでいる課題についての実情を、客観的な数字や事実を交えて伝えましょう。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



①-4. 取り組んでいる課題について、当事者・関係者の具体的なエピソード・声

課題の現場で「困っている当事者の声」や、「活動によってポジティブな変化があった具体的なエピソード」を記載します。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



①-5. なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか

今回なぜ自己資金や通常の助成金ではなく、クラウドファンディングで資金を集めるのか、その背景や理由、込められた思いを伝えます。


クラウドファンディングでの資金調達理由の例

  • 資金の限界: 新たな事業(改修費など)に取り組むにあたり、どうしても想定以上の費用がかかってしまう。

  • 認知拡大: このクラウドファンディングをきっかけに活動をより多くの人に知ってほしい、訪れてもらうきっかけを作りたい。

  • 仲間づくり: 地域を盛り上げるプロセスを共有し、一緒に応援してくれる仲間(関係人口)を増やしたい。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



② プロジェクト内容

支援されたお金が「具体的にどのように使われ、どう課題を解決するのか」を明確にします。


②-1. 今回のプロジェクト内容の詳細

ページを読んだ人が「支援した場合、どのようなことに自分のお金が活用されるのか?」が直感的にわかるよう具体的に記入します。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様


        (略)


②-2. 資金使途である活動がどのように課題を解決するのか

①で説明した「課題・現状」に対し、今回の活動がなぜ、どのように解決・変化をもたらすのかを伝えます。初めて活動を知る人が読んでも「この活動は必要だ」と感じられる伝え方を意識しましょう。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



③ 具体的な資金使途

自分のお金がどのように使われるのかは、支援を判断する上で最も重要なポイントの一つです。できるだけ具体的に記入しましょう。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



④ スケジュール(長期プロジェクトの場合)

クラウドファンディング終了後、資金を使って行う活動が完了するまで長期間にわたる場合は、今後のタイムラインを提示して見える化しましょう。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



⑤ 今後の展望と支援の呼びかけ

プロジェクトが実現した先にあるポジティブな変化や目指す未来を伝え、最後に熱い想いとともに支援をお願いをします。


✏️【記入例】NPO法人やまぞーえ 様



4. 最後に:客観的な視点で読んでもらおう!

文面が完成したら、必ず公開前に「団体以外の第三者(友人や知人)」に読んでもらい、以下の点についてフィードバックをもらうことをおすすめします。

✔️ 初めて読む人でも、活動内容が理解しやすいか?

✔️「なぜ今、資金を集める必要があるのか」に納得感があるか?

✔️ 専門用語ばかりで難解になっていないか?

✔️ 応援したくなる情熱や温かみが伝わっているか?


まとめ

プロジェクトページは、あなたの活動を知ってもらい、支援するかどうか判断してもらうための大事な顔です。

文章を紡ぎ出すのはエネルギーの要る作業ですが、応援してくれる人をイメージしながら、「5つの要素」に沿って整理し、あなたの熱い思いをぶつけてみてください。


また、地域活性化・地域ビジネス領域での過去の事例もご参考にされてください。




READYFORサプリ編集部

READYFORサプリ編集部は、「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくる」ことを目指し、資金調達や寄付集めをサポートする情報を発信します。クラウドファンディングやファンドレイジング成功に向けたノウハウをお伝えする勉強会やセミナーも開催しています。実行者インタビューやプロジェクトの裏側を伝える記事などをはじめ、想いを形にし、資金調達を成功に導くための様々な情報をお届けします。

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