プロジェクト公開準備

公開日:2026/09/17

更新日:2026/9/17

動物愛護・保護編|事例から学ぶプロジェクトページ作成ガイド

クラウドファンディングのプロジェクトページで大切なのは、「活動内容や必要性が一目で理解でき、支援者として共感・納得できること」です。

本記事では、動物愛護・保護活動関連のクラウドファンディングに挑戦される方に向けて、実際の成功事例をもとに、支援者の心を動かすページ・ストーリー作成のポイントをわかりやすく解説します。

(参考事例:医療の充実と飼育環境を整備し、より多くの犬猫の命を繋ぎたい(認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会 様))

1. ページ作成前に整理すべき2つの準備

ページ作成に入る前に、「誰に届けるか」「ページ作成の基本」を整理しておきましょう。


1)ターゲット(支援者像)の整理

プロジェクトを支援してくれる人はどのような人になりそうでしょうか?

支援者像を整理したうえで、ストーリーの構成やリターンの検討を行いましょう。


動物愛護領域での支援者タイプ例

想定される支援者タイプ

具体的なイメージ・特徴

団体の既存支援者・関係者

団体の既存支援者、団体メンバーの身近な人、すでにつながりのある人

動物愛護・保護活動の関心層

犬猫を飼っている / 飼育経験がある人。保護活動に関心がある人

地域の関係者・ゆかりのある人

特定地域での保護活動の場合、その地域に住む人やゆかりのある人

施設やイベントの訪問者

譲渡会や保護施設、シェルターなどに過去に訪れたことがある人

💡 ご年配の方などインターネットでのご支援が難しい方へのアプローチ
課題によっては、想定される支援者に年配の方が多く、インターネットでの支援が難しい場合もあります。その場合は「代理支援」の活用もあわせて検討しましょう。

※参考:代理支援に関するルール

2)ページ作成の基本

読者が途中で離脱せず、信頼感を高めるための「基本のポイント」です。

項目

目安・ルール

理由・ポイント

文字数

2,000字〜2,500字

4,000文字を超えてくると文量的に最後まで読んでもらうことが難しくなります。

写真の枚数

各段落に1枚以上(計5枚以上推奨)

活動のイメージが直感的に伝わるように必ず配置します。

写真の質や内容

①明るく ②高画質 ③表情や顔、動物たちの様子がわかるもの

・暗い写真や画質が悪いと、興味関心を寄せられず離脱の原因になります。
・顔や表情、動物たちの様子が見えることで、ページを読む方からの信頼性が高まり支援されやすくなります。

💡 執筆のコツ:あふれた情報は「活動報告」へ!
ストーリー本文には「支援を決断してもらうために大事な要素」に絞って掲載しましょう。詳細な日々の保護活動や最新状況は、公開後に利用できる「活動報告」機能で書き足していくのがおすすめです。ページへの再訪を促す広報活動にもなり一石二鳥です。

※参考:活動報告を投稿する

2. ストーリーを構成する要素

プロジェクトページ内には、以下の要素を盛り込みましょう。

① プロジェクトのきっかけ(プロフィール・背景・課題・クラウドファンディングを使う理由)

② プロジェクト内容(今回の活動詳細・課題解決のアプローチ)

③ 具体的な資金使途(お金の使い道)

④ 今後の展望・結び(目指す未来・決意表明と支援の呼びかけ)


3. 各要素の書き方と事例

それぞれの要素について、実際の記入例を交えて解説します。

① プロジェクトのきっかけ

読者に「なぜこの活動が必要なのか」を伝える、最も重要なパートです。以下の5つの要素で構成します。

①-1. 団体のプロフィール・これまでの活動の紹介

団体のミッションやこれまでの活動実績、現在の活動内容を紹介しましょう。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様


       (略)


①-2. どのような思いを持って活動してきたのか

なぜ・どのような思いで活動されているのか、原動力や活動の原点にある体験談を記入しましょう。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様


        (略)


①-3. 今回のプロジェクトに至るまでの経緯や背景にある課題・事情

直面している課題や厳しい現状を、客観的な数字や事実を交えて伝えましょう。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様


        (略)

        (略)

        (略)


①-4. 取り組んでいる課題について、当事者・関係者の具体的なエピソード・声

現場でのリアルなエピソードや、関係者・ボランティアからのメッセージを記載します。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様


        (略)


①-5. なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか

今回なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか、その背景や理由、込められた思いを伝えます。


クラウドファンディングでの資金調達理由の例

  • 資金の限界: 一部の寄付や物資支援はあるものの、大部分は自己資金で賄っており常に資金が不足している。助けを待っている動物のために活動を止めるわけにはいかない。

  • 認知拡大: このクラウドファンディングをきっかけに活動をより多くの人に知ってほしい、参加してほしい。

  • 仲間づくり: 社会全体で取り組むべき課題として、一緒に考えてくれる仲間を増やしたい。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様


        (略)


② プロジェクト内容

支援されたお金が「具体的にどのように使われ、どう課題を解決するのか」を明確にします。

②-1. 今回のプロジェクト内容の詳細

ページを読んだ人が「支援した場合、どのようなことに自分のお金が活用されるのか?」が直感的にわかるよう具体的に記入します。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様



②-2. 資金使途である活動がどのように課題を解決するのか

①で説明した「課題・現状」に対し、今回の活動がどのように解決・変化をもたらすのかを伝えます。初めて活動を知る人が読んでも「だから今、この活動は必要なんだ」と伝わり、深く共感してもらえる流れを意識することが大切です。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様



③ 具体的な資金使途

自分のお金がどのように使われるのかは、支援を判断する上で最も重要なポイントの一つです。できるだけ具体的に記入しましょう。

(表や図などの画像で示すとより伝わりやすいですが、テキストで丁寧に説明するだけでも問題ありません。)


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様



④ 今後の展望と支援の呼びかけ

プロジェクトが実現した先にあるポジティブな変化や目指す未来を伝え、最後に熱い想いとともに支援をお願いをします。

なお、クラウドファンディング終了後、資金を使って行う活動が完了するまで長期間にわたる場合は、今後のタイムラインを提示して見える化することもおすすめです。


✏️【記入例】認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会様


        (略)


4. 最後に:客観的な視点で読んでもらおう!

文面が完成したら、必ず公開前に「団体以外の第三者(友人や知人)」に読んでもらい、以下の点についてフィードバックをもらうことをおすすめします。

✔️ 初めて読む人でも、活動内容が理解しやすいか?

✔️ 「なぜ今、資金を集める必要があるのか」に納得感があるか?

✔️ 専門用語ばかりで難解になっていないか?

✔️ 応援したくなる情熱や温かみが伝わっているか?


まとめ

プロジェクトページは、あなたの活動を知ってもらい、支援するかどうか判断してもらうための大事な顔です。

文章を紡ぎ出すのはエネルギーの要る作業ですが、応援してくれる人をイメージしながら、前述の要素に沿って整理し、あなたの熱い思いをぶつけてください。


動物愛護・保護の事例もぜひご参考にされてください。


READYFORサプリ編集部

READYFORサプリ編集部は、「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくる」ことを目指し、資金調達や寄付集めをサポートする情報を発信します。クラウドファンディングやファンドレイジング成功に向けたノウハウをお伝えする勉強会やセミナーも開催しています。実行者インタビューやプロジェクトの裏側を伝える記事などをはじめ、想いを形にし、資金調達を成功に導くための様々な情報をお届けします。

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