公開日:2023/04/13

更新日:2026/3/24

クラウドファンディングで実現できることとは?最新のクラウドファンディング 活用トレンド

小谷菜美

クラウドファンディングとは、実現したいアイデアや解決したい課題がある人、団体・組織が、そのアイデアをインターネット上に掲載して世の中に呼びかけ、共感した一般の人々から広く資金を集める仕組みのことです 。クラウドファンディングという言葉は、群衆を意味するクラウドと、資金調達を意味するファンディングを組み合わせた造語です。この記事では、クラウドファンディングでできることと、READYFORで生まれた具体的な事例をお伝えします。



クラウドファンディングは単なる資金集めではない。挑戦を支える新しい仕組み

READYFORは2011年に日本初のサービスとして誕生して以来、約3.1万件のプロジェクトを掲載、累計500億円を超える想いの乗ったお金をクラウドファンディングを通じて循環させてきました 。(2026年1月現在)

(クラファンの仕組みの図)

かつての資金調達は、銀行からの融資や一部の資産家からの支援など、限られた窓口しかありませんでした。しかし、クラウドファンディングでは、想いを言葉にし、旗を立てることで、日本中、時には世界中の人々とつながり、資金を幅広く募ることができます。

特に、READYFORが大切にしているのは、資金と一緒に届く「想い」です。READYFORの支援者の方は、単にリターン(商品)を買うのではなく、実現したい社会を一緒に見たい、課題解決を応援したい、と願って、資金を投じてくださる傾向が高くあり、返礼品目的ではないクラウドファンディングでの支援が大部分を占めます。

資金調達のその先へ。実行者が手にすることができる5つの資産とは

  1. 応援してくれるファンとの出会い
    支援者は、単なる商品の購入者ではありません。あなたの活動を自分事として捉え、共に歩んでくれるパートナーになりうる可能性があります。一度つながった縁は、プロジェクト終了後も長く続く財産になります。READYFORでは支援者の約30%が複数回の支援を行っており、一度つながった縁は、プロジェクト終了後も長く続く財産になります 。

  2. 信頼という実績の積み上げ
    多くの人々から支援を受けたという事実は、そのまま社会的な信頼へとつながります。この実績が、その後の行政との連携や銀行からの融資を引き出すための強力な後ろ盾となるケースも少なくありません。

  3. 社会の温度を測るテストマーケティング
    自分のアイデアや活動が、世の中からどれほど求められているのか。クラウドファンディングは、世の中の反応をダイレクトに知るための鏡になります。本番の事業を始める前に、需要を確かめられるのは大きな利点です。特に2020年以降、READYFORでは1,000万円を超える大型プロジェクトも増加しており、市場のニーズを確認する有効な手段となっています 。

  4. メディア露出や広報効果
    挑戦そのものが一つの物語となり、多くの人の心を動かします。その熱量は新聞やテレビなどのメディアにも届きやすく、広告費をかけずに広く活動を知ってもらうきっかけを生み出します。READYFORのプロジェクトは社会性が高いものが多く、NHKや日本経済新聞など、主要な報道機関に多数掲載され支援が拡大したケースも多数あります 。

  5. 孤独な挑戦からみんなの挑戦への変化
    一人で机に向かっているときは不安でいっぱいかもしれません。しかし、支援のコメントが届くたびに、自分は一人ではないと実感できます。孤独な戦いが、いつの間にかチームの挑戦へと変わっていくのです。




クラウドファンディングは、資金を集めるための手段であると同時に、あなたの志を社会に広めるための大きなチャンスでもあります。クラウドファンディングについてもっと知りたい方、具体的なプロジェクトをお持ちの方、まずはお気軽にご相談ください。

著者

小谷菜美

執行役員 / エキスパートキュレーター / 准認定ファンドレイザー / 日本評価学会認定評価士

法政大学 社会学部卒。WEB/編集ディレクターを経て2017年にREADYFORに参画。文化部門立ち上げ、こどもギフトプログラム立ち上げ、プログラムオフィサー。クラウドファンディング キュレーターとして伴走したプロジェクトの累積調達額約 38億。キュレーター部 部長、サービス開発部 部長、ファンドレイジング部 部長を経て現職。

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