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公開日:2026/06/27
更新日:2026/7/31
達成率を高める広報の正解。クラウドファンディングの成功に必要な5つの初動戦略

クラウドファンディングにおいて、目標金額を達成できるかどうかは、公開後の広報活動の質に大きく依存します。資金調達を開始したものの、思うように支援が伸びないのではないかという懸念は、多くの実行者が抱く共通の課題です。この記事では、READYFORが蓄積してきたデータに基づき、成功するプロジェクトが実践している広報の共通項を論理的に解説します。
クラウドファンディング基礎知識
クラウドファンディングの支援は、近い人から広がっていく
クラウドファンディングでは、プロジェクトを公開した瞬間から、いきなり見知らぬ多くの人に支援が広がるわけではありません。多くの場合、支援は次のような順番で広がっていきます。
A層:一番近しい人たち
実行者・プロジェクトメンバーの友人、関係者、日頃から活動を支えてくれている方々など、実行者や団体にとって最も近い存在です。プロジェクトの背景や、実行者の思いをすでに知っていることも多く、最初に応援してくれる可能性が高い層です。
B層:活動に共感している、少し距離のある人たち
過去の支援者、イベント参加者、SNSのフォロワー、知人の知人など、直接的な関係は少し薄いものの、活動やテーマに関心を持っている人たちです。プロジェクトの意義や必要性が伝わることで、支援や拡散につながる可能性があります。
C層:これまで接点のなかった第三者層
メディア掲載やSNSでの拡散などをきっかけに、初めてプロジェクトを知る人たちです。実行者との直接的な関係はないため、「なぜこのプロジェクトが必要なのか」「なぜ今、応援する意味があるのか」が伝わることが重要になります。
公開直後の「運命の5日間」
クラウドファンディングの成功において、公開直後の5日間、いわゆる“初動”と呼んでいる期間の動きがプロジェクトの命運を大きく左右します。なぜ初動が大事か、というと、クラファンはオンライン上で支援状況が常に可視化されるので、「他の人も応援している」という安心感や信頼感がいわゆる ”行列心理” や ”集団心理” 的に次の支援の後押しになります。
例えば、ページを見に来た人が「すでにたくさんの人が支援している」「このプロジェクトは信頼されている」と感じれば、「自分も安心して応援できそう」「置いていかれたくない...! 」という気持ちが高まり、支援につながる可能性がぐっと高まります。
支援してる人数や、その方々の応援コメントから感じられる熱量や、プロジェクトへの期待感など様々な情報も成功の後押し要素になりますが、一般的なデータとして、公開してから5日で30%到達するとその後の目標達成可能性が90%以上になると言われています。
例えば目標金額が100万円の場合、30万円を5日以内に集めるというイメージです。この初動の勢いをつくるために大切なのが、公開前からの広報準備です。
達成率を左右する初動5日間の5つの広報ポイント
プロジェクトを目標達成に導くためには、以下の5つの原則を徹底する必要があります。
開始直後の5日間で一定の支援を確保する
インターネット上の取引では、すでに他の人が参加しているという事実が信頼の裏付けとなります。最初の5日間で一定の動きを作ることで、プロジェクトに信頼性が備わり、面識のない方々からの支援も得やすくなります。これを私たちは初動の重要性と呼んでいます。
個別の直接連絡を優先する
不特定多数への発信は、情報の到達率が必ずしも高くありません。まずは手紙や直接の面会、個別の連絡ツールを通じて、一対一で支援を依頼することから始めます。個別に届く言葉こそが、相手に行動を促す最大の要因となります。
支援の依頼であることを明確に伝える
見てくださいや応援してくださいといった表現は、具体的な行動を指示していません。支援をお願いしますとはっきりと伝えることが、相手の検討を促すことにつながります。
異なる経路で複数回の連絡を図る
情報の受け手は常に多忙であり、一度の連絡では見落とされる可能性があります。進捗状況を伝え、手段を変えて、繰り返し情報を届けることが必要です。
判断に必要な情報を不足なく提示する
連絡をする際は、プロジェクトの詳細がわかるページの住所、現在の達成状況、募集終了日を必ず含めます。相手がその場で判断できるように、必要な情報を一度に届けることが重要です。
まずはシミュレーションからはじめよう
達成のために、何名に、どのようなアプローチで、どのぐらいの支援率/支援単価で、ご支援をいただく必要があるのか。自身の場合、どのぐらいのアプローチが可能/必要か、初動戦略/施策のイメージをしながら試算をしてみてください。
みなさんの目標がクリアになったところで、まずお知らせするべきA層に対して、公開後5日間でやることを公開初日day1から、day5まで考えていければと思います。
特に大事なのが、どれくらいの時間が使えるのかのリソースの確認、その中でやるべきことと優先度の判断です。しっかりとやり切れるかどうかもじっくりと考えながらアクションを検討してみてください。
クラウドファンディングのプロ<キュレーター>の伴走で、大きな成功へ。
<READYFOR クラウドファンディング コンサルティングプランのご紹介>
READYFORにはクラウドファンディングをはじめとした様々な団体様の資金調達の伴走経験豊富なファンドレイザーが多数在籍しております。コンサルティングプランをご利用の場合、各ジャンルに特化した専門チーム・キュレーターが、準備段階の戦略設計からプロジェクトの公開、終了まで伴走支援を行い達成へと導きます。小谷菜美
執行役員CFRO / エキスパートキュレーター / 准認定ファンドレイザー / 日本評価学会認定評価士
法政大学社会学部卒、グロービス経営大学院修士卒。2017年にREADYFORに参画。クラウドファンディング キュレーターとして伴走したプロジェクトの累積調達額 約40億。2023年ファンドレイジングサービス事業を新規立ち上げ。キュレーター部 部長、サービス開発部 部長等 を経て現職。エグゼクティブキュレーター、准認定ファンドレイザー。認定評価士。
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